副院長ブログ

『こんなことで受診してもいいの?』—どんな時に耳鼻科を受診すればよいか解説します!

こんにちは。入谷耳鼻咽喉科 副院長の入谷啓介です。
日々診察をしていると、申し訳なさそうに「大したことないかもしれないんですけど…」と切り出される患者さんが意外と多くいらっしゃいます。

「鼻水が出るくらいで大げさかな」「耳掃除だけで行くのは恥ずかしい」
そんなふうに思って、受診をためらっていませんか?

結論から申し上げます。「ちょっと気になる」程度の悩みこそ、ぜひ私たち耳鼻科医に相談してください。
私たちにとって、それは決して「些細なこと」ではありません。

■実は「耳鼻科の守備範囲」はこんなに広い!

耳鼻咽喉科は、その名の通り「耳・鼻・のど」の専門家ですが、実はそれ以外にも多くのお悩みに対応しています。

耳: 痛み、かゆみ、聞こえにくさ、耳鳴り、耳あか
鼻: 鼻水、鼻づまり、くしゃみ、においの異常、いびき
のど: 痛み、違和感、声がれ、飲み込みにくさ、咳
その他: めまい、顔の動きの違和感、首の腫れ

「咳が止まらないから内科かな?」と思われがちですが、実は鼻水がのどに回る「後鼻漏(こうびろう)」が原因であることも多く、その場合は耳鼻科での処置が非常に効果的です。

■ぜひ受診してほしい「意外な」受診理由

〇「耳掃除」だけでの受診
これは声を大にして言いたいのですが、耳掃除のための受診は大歓迎です。

ご自身で無理に掃除をして耳の穴を傷つけたり、逆に耳あかを奥に押し込んでしまったりするケースをよく見かけます。特にお子さんや高齢の方は、専用の器具を使ってプロの手で除去するのが一番安全でスッキリしますよ。

〇「のどに何かが詰まっている感じ」
「魚の骨が刺さったかも?」「なんだか喉がイガイガして、何かが張り付いている気がする」

これも立派な受診理由です。ファイバースコープ(細いカメラ)を使えば、ほんの数分で原因を特定できることが多いです。「気のせいだったかな」と数日間モヤモヤするより、サッと確認して安心しましょう。

〇「風邪のひきはじめ」
「風邪くらいで…」と思わず、鼻水や喉の痛みが出たらすぐにお越しください。耳鼻科では、鼻水を直接吸い出したり、お薬を霧状にして吸入する「ネブライザー治療」を行えます。これによって治りが早まったり、症状が劇的に楽になったりすることがあります。

■患者さんの「安心した顔」が一番の薬

先日、あるお母様が小さなお子さんを連れて来られました。
「耳を頻繁に触っている気がするけれど、泣き叫ぶほどではないし、受診していいものか3日ほど悩みました」とのこと。
診察してみると、軽度の中耳炎になりかけていました。早めにお薬を出し、処置をしたところ、数日後にはケロッと元気に。お母様は「もっと早く来れば、本人も私もぐっすり眠れたんですね」とホッとされていました。
この「ホッとした顔」を見ることこそが、地域医療に携わる私たちの喜びです。
私たちは、皆さまの「困った」を「安心」に変えるパートナーでありたいと思っています。

■迷ったらまずはお越しください

「こんなことで受診して先生に怒られないかな?」なんて心配は無用です。
むしろ、早めにご相談いただくことで、重症化を防げるケースがたくさんあります。
診察の結果、「特に異常なし、大丈夫ですよ!」と言えることも、私たちにとっては一つの重要な診断結果です。「何でもなかった」ことを確認して安心する。それも立派な通院の目的です。

皆さまが、毎日を健やかに、スッキリとした気分で過ごせるよう、当院はいつでも門戸を広げてお待ちしています。皆様のご来院を、スタッフ一同、温かくお待ちしております。

入谷耳鼻咽喉科

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