睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が何度も止まる、あるいは浅くなる状態が繰り返される病気です。 特に「閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)」は、気道が塞がってしまうことが主な原因で、いびきを伴うことが多いのが特徴です。 「寝ても疲れが取れない」「日中に強い眠気がある」「いびきがひどい」といった症状がある方は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。
この疾患を放置すると、単に眠気や倦怠感を感じるだけでなく、以下のような健康リスクを高めることがわかっています。 見過ごされがちですが、命に関わる合併症につながることもあるため、早期の診断・治療が大切です。
治療は、患者さんの状態や重症度によって異なります。代表的な治療法は以下の通りです。
CPAP(シーパップ)治療は、睡眠中に専用の機器を用いて、気道に空気を送り続ける治療法です。 これにより気道の閉塞を防ぎ、安定した呼吸を保ちます。 機器はマスクを介して鼻に装着し、就寝中に使用します。 慣れるまでに多少時間がかかることもありますが、多くの方が使用開始後から「熟睡できるようになった」「日中の眠気がなくなった」と実感されています。
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